テクニカルイラストレーション技能士のブログ

日本ビジュアルコミュニケーション協会の会員が綴る、日常の出来事です。仕事関係が多いかな???

『テクニカルイラストを描くための機械図面読図セミナー』と『忘年会』のご案内

12月開催のセミナーと忘年会のご案内です。


【テクニカルイラストを描くための機械図面読図セミナー】(東京開催)
■日時:2019年12月7日(土)13:00〜17:00
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 C-108
■詳細 :https://www.javc.gr.jp/katsudou/191207.html

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上記のセミナーに引き続き、『忘年会』を開催します。


【2019年 JAVC忘年会】
■日時:2019年12月7日(土)17:30頃〜
■会場:魚民 新宿西口総本店




セミナーのみの参加、忘年会のみの参加も可能です。もちろん両方参加もできます。また、忘年会では、毎年恒例のビンゴゲームをやります。ささやかながら景品が出ますよ!


お店をあらかじめ予約しますので、必ずお申し込みフォームから、参加のお申し込みをお願いいたします。景品の準備もありますので、人数把握のため、早めにお申し込みしていただけると助かります。


お申し込みはコチラから

日本ビジュアルコミュニケーション協会50周年記念パーティーを開催しました!!

2019年11月9日(土) 【日本ビジュアルコミュニケーション協会50周年記念】パーティーを開催しました。


日本ビジュアルコミュニケーション協会は、今年で創立50週年を迎えました。それを記念して、お祝いのイベントを前会長のお宅で開催しました。


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50周年記念パーティーとは言っても、ここはジャビック! ひじょ〜〜にアットホームな(素朴な)会です。



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ジャビックの歴史を縁側に張り出しました。




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現会長から、日本ビジュアルコミュニケーション協会の歴史とご自身の仕事の歴史を語っていただきました。




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貴重な資料ばかりで、大変興味深かったです。当時の仕事を知っている人には懐かしく、若い世代には、今では考えられない作業などに驚かされます。




写真から分かる通り、本当に素朴な会ですが、お国からも度々表彰される、立派な会なんですよ!

19-01-JAVC表彰−明治記念






50周年パーティーには、前回会長、前前会長、そのまた前の会長まで、ご参加いただきました。また、当時の手書きの時代にテクニカルイラストレータの命!?ともいえる、楕円テンプレートなどの製図道具で私たちを支えてくれた方にもご参加いただきました。


また、ジャビックの活動を振り返る動画を紹介してくれたメンバーもいました。



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メンバーが少しづつ代わりながらも、今に続いているのが分かりました。


今回、参加できなかった方から、お祝いの品をいただいたり、お祝いのメッセージをいただきました。(今回、急遽会場が変更になったため、人数制限をすることになってしまいました。大変申し訳ありません。)

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山梨のワイン。おいしくいただきました。



楽しい時間は一瞬で過ぎ去ります。それでは、次回は50年後ですかね!?私は生きている自信ないです。このような団体ですけど、続けていくのが大事ですね。



写真を紹介しきれないので、以下のインスタグラムに写真をアップしました。よろしければ、こちらもご覧ください。

ジャビックグラム
https://www.instagram.com/javc_gram/


「特許図面ワークショップ」へのご参加、どうもありがとうございました!

(ちょっとご報告が遅くなりましたが)
今年も特許図面ワークショップ(旧・特許図面作成講座)」が無事終了しました!

早いもので、わたしが講師を担当するこの講座も、今回でもう三回目。
毎回「機械系」の発明(=物の形状・構造などに関する発明)を作図の題材にしている本講座ですが、
今回もできるだけ面白い構造で、かつ身近な題材を見つけてきました。
百円ショップで(予算が…)。
(課題はとにかく百円ショップで探す、というのは“JAVCあるある”です

どうして機械系(=物の形状・構造などに関する発明)の発明なのかというと、ワークショップ中にもお話しましたが、機械系の発明の場合、図面の果たす役割が非常に大きいから。
物の形状や構造などを、言葉だけで余すことなく表現するのはとても難しく、どうしても図面の助けが重要となる場合が多いのです。
その分、機械系の特許図面はどちらかというと図面作成者にとって難易度が高めで、腕の見せ所でもありますね。

そこで前回までは、
機械系の発明のポイントを逃さずいかに特許図面化するか、というテーマでセミナーを開催してきました。
ただ、これだと「依頼された図面を、依頼された通りに描くこと」が普段のメイン業務となっている特許図面作成者の方には少々ハードルが高い面があり、前回も前々回も「何を描いていいのか分からない」と完全に手が止まってしまう方がチラホラといらっしゃいました。

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↑前回のテーマ「腕時計のばね棒」の3D断面
従来のばね棒との違いが明確になるように…という説明をしましたが、慣れていない方にはちょっと難易度の高いテーマでしたかね…(大汗)

そこで今回は、
『特許図面としてどう描くか』というのはどこかにポイーと置いといて、
課題の「生卵穴あけ器」の使い方や構造を、誰か(例えば、ゆで卵が大好きだけれど、日本語は一切分からないロシア人の友人)に、言葉を使わずに「図面」で説明してみよう!、という謎のテーマで作図実習を始めました。
その意図は、最後に説明します。

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↑3D・生卵穴あけ器
余談ですが、3D CADを使って特許図面を作成する場合は、細かいRや装飾的なデザイン等、発明と特に関係のない部分は省いてモデリングします。その方がモデリング速度が上がりますし、2Dに出力した後の作業も楽です。ここが意匠図面と違うところですね。

(1)まずは、「生卵穴あけ器」の構造を想像してみる

この生卵穴あけ器ですが、きれいなゆで卵を作るためのアイディア用品です。
ゆでる前に卵の殻にあらかじめ穴をあけておくことで、卵の殻が割れて白身が飛び出すことを防ぐとともに、殻を剥きやすくするものです。

前回までは、課題となる物の構造や従来との違いなどを長々と説明してから作図をお願いしていましたが、
今回は、用途と使い方を簡単に理解していただいた上で、まずは考える時間。
目の前にある課題がどのような構造なのか、想像してもらうことから始めました。

具体的には、
・卵を中央のボタンのような部分(可動部)に当てて押し下げると、可動部は下にさがり、可動部中央の穴から針が露出する(この針が、卵の殻に穴をあける)
・卵を取り除くと、可動部は上に押し戻されて元の状態に戻る
このような構成を実現するのは、いったいどんな構造か?ということを考えます。

ここで、正解(=実際の内部形状)にたどり着くことは、まったく重要ではありません(上記の構成を果たす構造というのはひとつではなく、様々な場合が考えられるからです)。
大切なのは、「どのような構造にすれば、この動きを達成できる?」ということを考察すること
そして、その考察を他人に伝達するために、うまく図面で表現すること、この二つです。

教室では、作図をしながら、
「この図だと、押しても下に下がらないかー」
「それじゃ可動部が宙に浮いてない?」
「やっぱり断面図を使わないとダメ…?」などなど、
さまざまな声が上がりました(おお、皆さん真剣に考えてくださってる!)。

さらに、
「コイルばねを使わない構造も考えてみる!」
「Oリングのような弾性部材を使うのってどう??」
などなど、ちょっと面白い考察も聞こえてきましたよ
バリエーションを考えるということは、一つの構成を多角的に考えるということですから、特許的には非常に重要な観点です。

ちなみに、このワークショップの準備をしている段階で、実はわたしも想像図を描いていました。

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↑発表する予定はなかったので、ラフすぎる図ですが(苦笑)。
これだと、針とコイルばねの周囲のガイドがないので、可動部が安定せずにグラグラしたりばねが座屈したりしそうですね…。

(2)そして、お待ちかね、分解の時間

課題の中身を想像して図面を描いているうちに、
「はやく分解したい」、「中身がすごく気になる」、という声がだんだん大きくなってきたので、満を持して分解スタート!
各所から上がる、「こんな風になっていたのか〜!」、「なるほど、こうきたか!」の声に、なぜかニヤリとしてしまう講師(なんでだろ)。
しかし、物をバラバラにするのって、どうしてこんなに楽しいんでしょうね。

分解した後は、「現物に合わせた作図」の開始です。
つまり、現物の使い方や構造などを、“ゆで卵大好きロシア人”に説明するための図面を描きます。
分解前に中の構造をじっくり想像して図を描いているため、実際の構造を見て、それぞれの部品のどの部分がどの部分と関わってどう動くのか、初見で描く場合よりもスムーズに理解できたのではないかなと思います。

一方で、目の前に現物があるのに分かりそうで分からない、上手く断面図を描けない、と言って疲れきってぐったりされている方もいらっしゃいましたが(笑)、
分解した現物から図面を起すのって、簡単そうで実は意外とむずかしいんですよね。
ここは、経験値がものを言う部分かもしれません。

それでも、最後まであきらめずにペンを動かして、最終的には皆さん素晴らしい図面を仕上げてくださいました。
分解することによって、「難易度が高すぎるので、 今回はなかったことにしていい」とお伝えしていたロック機構の仕組みや、安全を考慮した構造の様々な工夫などに気付き、皆さんから感嘆の声が上がっていたのがとても印象的でした。


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↑これはイラストレーターで仕上げた作図例の一部

なお、作図実習の冒頭に、特許図面のことはポイーと忘れてOKと言いましたが、
実習を通して作業したことは、結果として、「課題の構成、動作、作用を理解し」、「理解した内容を最適な図面で表現する」という、機械系の特許図面を描くに当たって最も重要といえるステップだったりする訳です。
ですから、最終的に仕上がった図面は、意外と特許図面らしい仕上がりになっていませんでしたか?

今回のワークショップを通して得た「課題の構成を自分の力で理解し、理解した内容を誰かに伝達するために図面を描く」という経験は、「明細書作成者が図面で表したい内容を理解し、最適な図面で表現する」ことに通じます。
少しずつでもこの感覚を掴んでいただければ、普段のお仕事で、確実に図面品質の向上を図ることができるのではないでしょうか。

ではでは最後に、いただいたアンケートの内容を紹介して終わります!

(1)セミナー全体について
・平均点4.8(「大変満足→5、満足→4、ふつう→3、不満→2、大変不満→1」とした場合の平均)

「図面を着想する段階から作業したことが新鮮でした。図面のルールの違いについて認識を深められました。」(図面制作会社・男性)
「線種の意味や斜視図の断面矢視の注意点等、普段気にせず描いていることの理解が深まりました。」(特許事務所・男性)
「面白い内容でしたが、長くて難しかったので、疲れました。」(その他企業・女性)

(2)講師について
・平均点4.9(同上)

「分かりやすい話し方で、聞きやすかったです。」(特許事務所・女性)
「技術力や説明力がすごいと思いました。質問のしやすさがあってとても助かりました。」(図面制作会社・男性)
「内容、ご説明、課題の選び、参考図面他、グレードアップされていて大変満足しています。」(メーカー・女性)

(3)作図課題について
・平均点4.9(同上)

「身近な物が題材でしたが、こんなにも複雑な形をしているのだと思いました。形を考えるだけで楽しかったです。」(フリーランス・女性)
「分解前に想像で描いてから、ヒントを見て二回目を描くのは勉強になった。」(特許事務所・女性)
「中身を考えたのが特に良かった。」(フリーランス・男性)

(4)その他、JAVCセミナーへのご要望など

「CADをメインに使っているので、ソフトに関係のないセミナーだとプレッシャーが少なく参加できるのでよかったです。」(特許事務所・女性)
「特許図面、イラストレーターに関するセミナーを開催いただければとても助かります。」(その他企業・女性)

という訳で、
今後のJAVCもよろしくお願いいたします!


『機械遺産』をご存じですか?

機械遺産をご存じでしょうか?ユネスコの世界遺産とは違いますよ。

日本機械学会が、後世に残すべき機械と機械技術の保存を促進するために、認定しているものです。


機械遺産

コメント 2019-10-24 203400



例えば、どんな物があるかというと、



カブ号F型(ホンダ自転車用補助エンジン)
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豊田式汽力織機heritage_047



麦わら帽子製造用環縫ミシン(ブラザー工業)heritage_015



これらは、著名な企業のもので、一度目にしたことがあるという方もいるかもしれません。





さて、日本ビジュアルコミュニケーション協会として気になるのは、これでしょう!

万能製図機械MUTOH『ドラフターMH-機heritage_021


手書き時代を経験したテクニカルイラストレーターで、お世話になった方は多いと思います。
このようなものも機械遺産として認定するなんて、目の付け所が良いと思います。


認定されている全てのものではないと思うのですが、一般の方でも実際に見ることができるのがいいです。世界遺産のようなメジャーなものではないですが、大事な制度だと思います。

技能検定試験の過去問題の公開サイト

今年度の技能検定試験の申し込みが、10月18日で終了しました。今年度は申しこまなかったけど、試験に興味があるという方は、まずは過去問題を見てみましょう。

テクニカルイラストレーション技能検定の過去問題が中央職業能力開発協会のwebサイトにて閲覧することができます。


技能検定試験問題公開サイト(平成30年度)

コメント 2019-10-22 202737


テクニカルイラストレーション技能検定は後期になります。


平成30年度は1級、2級、3級、すべての級で試験が実施されました。すべて級の問題が見ることができます。(手書き作業とCAD作業の二つがありますが、どちらも問題は同じです)


また、実技の問題だけでなく、学科問題も見れますので、どのような勉強をすればいいのか、大よそ分かるかと思います。受験をしたことがない方は、是非、次年度の受験をご検討ください。


尚、日本ビジュアルコミュニケーション協会では、新しいテクニカルイラストレーション技能検定3級の模擬問題を作成中です。今年中の販売には間に合わないかと思いますが、完成しましたら、改めてご紹介させていただきます。

「3Dを活用したテクニカルイラスト講座」開催報告

「3Dを活用したテクニカルイラスト講座」を開催しました。日本ビジュアルコミュニケーション協会は、今回初めて名古屋でのセミナーを開催しました。

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【3Dを活用したテクニカルイラスト講座(名古屋開催)】

3Dデータを活かし、テクニカルイラストを作成するための講座です。データ変換のノウハウや作図のコツなど、わかりやすく解説します。

〇主なセミナー内容
・3Dデータの種類
・テクニカルイラストにおける3D活用場面
・既存イラストとの共存
・3Dデータを受け取る際の注意点
・ネイティプな3Dデータを受け取った時の対応
・3Dから2Dへの変換ツール
・AutoCADやIllustratorへの読み込み方法

*詳細 :https://www.javc.gr.jp/katsudou/191019.html


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3DCADや3Dデータに関する基礎知識を学べるセミナーですが、なかでも、テクニカルイラストレーション、特許図面を描くことを想定した内容であることが、特徴の一つと言えるでしょう。

一般的に使用されている3DCADソフトウェア製品の種類、3Dデータの形式など、基礎的な知識に始まり、それらのデータをAuto CAD、Illustratorへ移行にする方法などを学びました。


今回セミナーで使用したソフトは、AutoCAD、Autodesk Inventor、Autodesk Fusion360、SOLIDWORKS、Rhinoceros、Adobe Illustratorです。よ〜く考えてみれば、これらのソフトを同時にセミナーで見れる機会があるのも結構貴重な気もします。

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これらの3DCADから書き出したデータを、どのようにデータ変換して、AutoCAD、Illustratorに移行するかと言うことと、それらのデータの状態はどうなっているかなどを実演してもらいました。

データが開けても円が細切れになっているなど、データの状態が悪くては、結局活用することができないこともあります。

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具体的な作図のテクニックを学ぶセミナーではありませんが、現在のテクニカルイラストレーション作成に重要な知識なので、今後も必要なセミナーだと思います。

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今回のセミナーに限ったことではありませんが、ジャビックのセミナーでは、参加者から質問があった際、講師だけでなく他の参加者からも、あれこれノウハウが出てくるので、それが結構役に立ったりします。



セミナー後は、こちらでも懇親会を行いました。地元参加の方もおり、名古屋、大阪、東京などの情報交換ができたのもよかったです。



前日の工場見学ツアーに続き、名古屋のセミナーと、さすがに疲れましたが、大変充実した週末になりました。@IMG_4224
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