テクニカルイラストレーション技能士のブログ

日本ビジュアルコミュニケーション協会の会員が綴る、日常の出来事です。仕事関係が多いかな???

「写真トレースのための透視図入門」へのご参加ありがとうございました

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先週末、「写真トレースのための透視図入門」を開催しました。
世の中はお盆休み、かつ猛暑(そして、ゲリラ豪雨でもきそうな空の気配)という、決して好条件とはいえない中でしたが、
たくさんの方に足を運んでいただきました。本当にありがとうございました。

セミナーの今回のテーマは、「透視図」です。

実は現在、JAVCでは、
透視投影図についてちょっとしたプロジェクトが進行しているのですが、
そのプロジェクトの件で、JAVC透視投影図班に応援を頼まれたために、
今回、わたしは透視投影図についてそこそこ予習をした上でセミナーに臨んだわけです。

が…、やっぱりむずかしい!
脳みそが捻転するかと思うくらいむずかしい!! キィーーッ!

等角投影図と比べると、透視投影図の理論というのは、(わたしにとっては)非常に複雑怪奇。
例えば「消失点」や「対角消失点」を機械的に求めて、簡単な透視図なら描くことはできるんですが、
「どうしてこのような描き方で描くことができるのか」というのが、どこまでも腑に落ちないんですよね。
透視図の世界というのは、感覚的な理解を拒む世界、とでも言いましょうか、「なんとなく」では絶対に分からない数学の城砦…という印象を受けます。

とはいえ、
理解がむずかしくても「教わった通りの方法で描けばできる」というのが透視図のミソで、
例えば、今回のテキストにあった、
既存の(三点透視の)写真などから正投影図を描く、という手法なんて、
今後、仕事でも(例えば、超適当に撮られた意匠写真を、正投影図にするような場合に)使えるんじゃないかと踏んでいます(四角っぽい形ならば…かな)。

セミナー後の懇親会のときに、今回のセミナーの講師にお話を伺ってビックリしたのは、
元々透視図について学んだことはなく、仕事で実際に描いているうちに、自然に透視図を理解して、自然に描いていた、という点です。
なんというか、天才肌ってこういうことをいうんですね。


さて、JAVC特許図面班も、透視投影図班に負けないようがんばらなくては。
アンケートといいセミナーといい、このところひとりで特許図面みこしをかついでワッショイしているわたくしですが、
最近は、少しずつ、心強い仲間ができてきたような…(感謝)。


※おまけ※ 特許図面の作成に関するアンケート、まだやってまーす♪(8/24まで)

アンケートに回答する

普段から特許図面の作成に携わる方、ぜひ、ご協力をお願いします♪



テクニカルイラストレーション技能検定 3級の問題について

今回はテクニカルイラストレーション技能検定の3級の問題について紹介します。


3級が一番初級レベルの試験になります。
04_3級模擬課題---コピー-1
3級の課題図の例 ※数値は削除しています

作業時間:2時間
説明:第三角法で描かれた課題図から、等角投影図(等測投影図)で、立体外観図(姿図)を作成する。


05_3級模擬課題---コピー-3
解答例


試験では、100点を万点として、60点以上とる必要があります。すべて間違いなく描き切らなくてはいけないというわけではありません。

【作図の注意点】
すべての級について、共通することですが。図を指示された向きで描かないと、すべて描けていても、一発で失格になってしまいます。

また、等測図、等測投影図を間違えて描いてしまうと、これまたすべて描けていても一発で失格になってしまいます。



3級の問題は、立体図の基本が詰まっています。基本とちょっとの応用だけで対応できる内容になっています。立方体、円柱、あと球をしっかり理解できていれば、大部分を描くことができます。

kihonn




上記の基本を理解できていれば、それらを少し応用すれば、3級で出題される要素はすべて描けます。
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試験問題は、これらの組み合わせです。しっかり課題図を読んで、ゆっくりでも作図ができれば、あともう少しです。同じ模擬問題でもいいので、何度も描いていれば自然と作図スピードが上がってきます。

今後ブログで、1級、2級についても紹介したいと思います。


細かい注意点まで、ブログで説明するのには、限界がありますので、以下のセミナーにご参加ください。
【テクニカルイラストレーション技能検定試験 受験対策セミナー(東京開催)】
日程:2018年9月8日(土) 13:00-17:00
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 東京都渋谷区代々木神園町3-1
http://www.javc.gr.jp/katsudou/180908.html

テクニカルイラストレーション技能検定 実施会場について



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等測投影図の基本

今回は、テクニカルイラストレーション技能検定を実施する都道府県を紹介します。

【手書き作業】
茨城県 栃木県 群馬県 千葉県 東京都 神奈川県
岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 大阪府 奈良県
高知県 佐賀県 長崎県 熊本県

【CAD作業】
山形県 茨城県 栃木県 群馬県 千葉県 東京都 神奈川県
新潟県 山梨県 岐阜県 静岡県 三重県 兵庫県
高知県 佐賀県 長崎県

※実施会場 平成29年度の情報です。
※CAD作業に大阪は含まれていはいませんが、兵庫県の実施の元、JAVCの関西支部である、大阪のニテコ図研さんのオフィスが試験会場になります。


上記は昨年の実施会場ですが、今年も例年通りと思われます。中央職業能力開発協会のウェブサイトに、H30年度後期の実施会場が9月頃にアップされると思います。

平成30年度 (後期)※テクニカルイラストレーションは後期に実施 
http://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html


【ポイント1】
試験はお住いの地域で受験しなくてはいけないということはありません。私の場合は、東京都で試験が実施されていなかった時期、東京からわざわざ、千葉県にまで行って試験を受けていました。
    
【ポイント2】
試験会場ごとに受け入れ可能人数があります。申し込みが殺到した際は、希望の地域で受験できないこともありますのでご注意ください。不安な方は、申し込みに行く前に、受験申請先に申しこみ状況を電話などで問い合わせれば教えてもらえます。



試験会場を見ての通り、テクニカルイラストレーション技能検定は、残念ながら全国で実施しているわけではありません。

そもそも、この技能検定という試験は、一般的な筆記だけの試験と違い、機械加工であれば フライス盤、旋盤など特殊な設備が必要となります。テクニカルイラストレーション技能検定では、製図室、CADなどの設備です。これらを日本全国に等しく準備するのは、簡単なことではありません。技能検定では、このような点をご理解いただく必要があるかと思います。   

お住いの地域で試験が実施されていないという人は、会場が遠いからとあきらめずに、挑戦してほしいと思います。


受検申請受付:平成30年 10月 1日(月)から10月12日(金)まで
実技試験:平成31年 1月20日(日)
学科試験:平成31年 2月3日(日)

【テクニカルイラストレーション技能検定試験 受験対策セミナー(東京開催)】
日程:2018年9月8日(土) 13:00-17:00
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 東京都渋谷区代々木神園町3-1
http://www.javc.gr.jp/katsudou/180908.html

【特許図面作成に関するアンケート】、ひきつづきご参加をお待ちしています

アンケートトップ


先日もご案内させていただきましたが、JAVCでは今、「特許図面作成に関するアンケート」を実施しております。

どんなアンケートかというと、
「特許図面描き」という希少生物の生体調査…じゃなくて(笑)、
てっとり早くいえば「特許図面作成者の意識調査」という感じです。
特許図面作成者の皆さまが、どんなソフトを使って特許図面を描いているか、や、
何を重視して特許図面を描いているのか、などなどをお尋ねします(匿名で参加することができます)。

このアンケートを行う目的は、特許図面作成者の皆さまの疑問や必要としていることは何なのかを知る、というのが第一です。これを受けてJAVCでは、特許図面セミナーなどを通して、より細やかで質のいい情報発信で応えていきたいと考えています。

集計結果は、回答締め切り(8/24)ののち、順次この場(JAVCブログ)などで公開していく予定です。
皆さまのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。

↓↓ご回答はこちらから↓↓
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テクニカルイラストレーション技能検定 受験資格

テクニカルイラストレーション技能検定には受験資格があります。誰もが受験できるというわけではありません。今回は受験資格について紹介します。

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3級レベルの模擬問題をDesignSpark Mechanicalの無料版でモデリングしたもの。試験ではちゃんと線画にします。



ひこうき
こちらは、3級レベルのものをIllustratorで描き起したもの。3級レベルのものは、二次元で描くのにも、三次元でモデリングするのにも、練習にはちょうどいい課題ですね。




さて、受験資格は、学校で製図を学んだか、もしくは実務経験を満たしているかの2パターンで判断されます。

【3級の受験資格】
●高等学校、短期大学、高等専門学校、大学においてこの職種に関する学科に在籍している方または卒業された方 (例:機械科、電気科、建築科、デザイン科)

●この職種に関し実務の経験を有する方が通常有すべき技能の程度
(例:マニュアル会社、図面会社、特許事務所に勤務)

※例えば、高校で機械科、建築学科などに在籍している方であれば、それだけで受験資格があります。もちろん、その学科を卒業した方も受験資格があります。

そのような学校に行っていないという方は、実務経験があるかどうかが求められます。例えば、メーカー、図面会社、取説の会社、特許事務所などに勤務している方なら、受験資格は認められます。厳密には、これらの会社に属していて、図面を描いていなくてはいけないのでしょうが、そこまで厳密に調べるわけではありません。

以前は、3級でも6カ月以上の実務経験が求められましたが、今はその規定はなくなりました。



【2級の受験資格】
●高等学校、短期大学、高等専門学校、大学においてこの職種に関する学科に在籍している方または卒業された方 (例:機械科、電気科、建築科、デザイン科)

●実務経験のみの場合 2年以上の実務経験が必要

●3級合格者は、実務経験なしで2級を受検できる

※受験資格を満たしていれば、最初から2級の受験をすることも可能です。



【1級の受験資格】
●高等学校、短期大学、高等専門学校、大学においてこの職種に関する学科を卒業された方 (※4年から6年の実務経験)
※在籍していたところにより、実務経験が若干異なるので、4年から6年の実務経験とさせていただきました。

●実務経験のみの場合 7年以上の実務経験が必要

●2級合格者は、実務経験 2年必要



受験資格が不安な方は、都道府県職業能力開発協会に問い合わせるてみるのがいいです。
http://www.javada.or.jp/jigyou/gino/giken.html





関西方面で受験をお考えの方は、以下のセミナーがおすすめです。試験のことはもちろん、テクニカルイラストレーションに関連したお仕事のことまで、いろいろ貴重な情報が得られると思います。

【3級テクニカルイラストレーションCAD技能検定試験 受験対策セミナー】
日程:2018年8月4日(土) 13:00-17:00
会場:大阪市立青少年センター 講義室805号室(大阪市東淀川区東中島1-13-13)
https://www.niteco.jp/event-information/

テクニカルイラストレーション技能検定 CAD作業について:その2

テクニカルイラストレーション技能検定、CAD作業について引き続き紹介します。


二級の解答例
テクニカルイラストレーション技能検定 2級の解答例(作業時間:3時間半)
※実際の問題はもう少し作図量は多いいです。線ウェイトも入れません。あくまで参考です。



会場によって、設置されているソフトが異なるのですが、すべて紹介することはできませんので、東京会場を例に紹介します。


IMG_2886
東京のCAD会場

■東京では、以下の2パターンの方法を選択します。
・会場のパソコンを使う
・自分のノートパソコンを持ち込む

■東京会場に設置されているCADソフト
・Auto CAD 2011
・Auto CAD 2017  N.52.0.0  
・Solid Works 2016-2017
・Solid Works 2013-2014
※正式な情報ではありませんが、会場のパソコンにIllustratorも入っているようです。今年度の試験の概要が実施される頃には、判明すると思います。
※詳細は受験予定の都道府県職業能力開発協会にお問い合わせください。


CADソフトなど、バージョンの違いには、注意したほうが良いと思います。日ごろ使っているソフトでもバージョンによって、多少、操作に違いなどがあります。尚、試験当日は、試験の開始前にパソコンの設定をする時間を与えられます。

このような設定時間は与えられますが、ご自分のノートパソコンを持ち込む方であれば、日ごろ使い慣れたパソコンを使えるのでよいと思います。


■ソフトのカスタマイズについて
CADやIllustratorは、各自、カスタマイズをして効率的に描けるようにして使っている方がほとんだと思います。Illustratorをお使いの方は、自分なりにアクションを設定していると思います。
試験では、これらのカスタマイズ、アクションの使用は認められています。これらの設定も技能の一つです。

■採点にあたり図面を印刷します
どのソフトを使用するにしても、最終的にはPDFにするなどして印刷をします。ここの作業は試験時間の終了後に行われます。焦る必要はありませんが、事前に確認しておくとスムーズにいくと思います。


受験資格、実施会場など、またの機会に紹介します。
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