テクニカルイラストレーション技能士のブログ

日本ビジュアルコミュニケーション協会の会員が綴る、日常の出来事です。仕事関係が多いかな???

最近の受注状況!

6月から8月にかけて、メーカーさんからの見積が3件。

その内、1社と正式に商談成立...で、2機種のパーツリスト受注...現在進行形!



ダメになった見積は...あの...一時期話題になった自動車メーカーさんでした...。





また、新規にお付き合いを始めた特許事務所さんが2所。




メーカーさんは仕事としての旨味というか、金額も特許事務所と比較して圧倒的に大きい。


特許事務所さんの仕事が、まあ1案件数千円から3〜4万というところでしょう...特許に限ればね...。

3〜4万なんていうのは30図位あったりするんで...。

(意匠図は別ですよ...神経使うんでネ...)



メーカーさんの仕事は100万円単位なんていうのも昔はありました...今は???




そんな...申し訳ないですが旨味のあまり無い特許図も、仕事の確保と言う点では大事です。


メーカーさんからの仕事はいつ来るか不明。


でも特許事務所さんはコンスタントにある。


ご飯を食べていくには必須です!




明日納品が1件...22日納品が1件...今月なるべく早めと言うのが1件...26日納品が2件...現状の特許図受注状態です...その他に週2で特許事務所勤務...。


折角受注した新規メーカーさんの仕事...やる暇が...作らねば!



では。


スーツのオーダー!!

夏真っ盛りですが、スーツのオーダーをしてきました。しかも冬物でベスト付きのスリーピースです。
何度かお世話になっている世田谷区内のテーラーでオーダーをしました。

この暑さのなかスーツのことを考えたくもないですが、オーダーしても仕上がるまでに1,2ヶ月はかかるのと、この時期テーラーはたいてい暇そうなんで、余裕を持ってオーダーしたかったというのが狙いです。

私がスーツやジャケットに興味を持ったのは、平面的な型紙(生地)から立体的な服が出来上がるという点です。テクニカルイラストも「平面から立体に」という共通点はあるのですが、服は身に着けるなどしなくては自立して立体にならないという点が少し異なっていて、このようなところがまた面白いです。服や生地は有機的、とでもいうのでしょうか?
型紙だけでなく縫製の技術やジャケットの内側に入っている芯地の工夫など、長い時間をかけて研究され,今の形に行き着いたという歴史的な面にも興味がわきます。

パターンとはざっとこんなもの、
型紙

テーラーの話しとは少し異なりますが、アパレル業界でもパーターン製図に3DCADが活用されているようです。こちらの分野でも独自の3D技術が進んでいるようです。


オーダーのスーツは既製品よりも高価ですが、その分着易さ、シルエットのよさ、耐久性の面などで圧倒的に優れています。また、テーラーといろいろ話しながら、内容をまとめて行くのも楽しさのひとつです。これは自分にとって、楽しい自己投資なのかもしれません。

私の行く店の店主が「はたらくじん-シゴトを楽しむ人を応援するサイト」というウェブサイトで紹介されていました。仕立てのスーツのことや、このお仕事についてお話されています。よろしければこちらもどうぞ。



感謝−感想

かとちゃんペッ!さん聴講と感想ありがとうございます。
 写真トレースと透視図が別物という結論になるとは、それらが全く一緒の物であるというのが、わたしの結論です。取説のイラストレーターは毎日透視図を描いているのに、透視図理論を甘く見てはいないでしょうか?と言いたい訳です。私の説明力不足を反省するばかりです。今後ともきびしくご指導をおねがいします。
 弁解に、かとちゃんペッ!さんののせられた2点透視図の作画画面に、わたしの模型の作図法がどうあてままるのかの図をいれておきます。引き続き参考にしてください。
2ten

セミナーの感想と意見。

誤ったパースのついたイラストを理論的に指摘し、理論に則って正すということがこの講義のポイントと思われますが、正直その理論が残念ながら、私にはちょっと理解できませんでした。


そもそも、私は「パースの付いた写真(対象物)のトレース」と「ゼロからパース(透視図)を描き起こしていく」という技術は、まったくの別物だと思っています。

 
3DCADを使わないものとして、パースを描き起こしていくという点を考えると、工業製品のように複雑な形状、細かな部品などをパース(透視図)で描き起こしていくのにはとても無理があります。描けないこともないのでしょうが、とても実用的とは思えません。その代わり工業製品では描きやすさ、形状の分かりやすさ、という点でアイソメの方が向いています。
パースを描き起こすのには建築物の外観パース、内観パースのような大きな対象物に向いていると思われます。
(描く対象物や、描きだしの必要な箇所によって、上記のように決め付けることはできません)



一般的なテクニカルイラストレーターの実務で考えられることは製品の写真から消失点を求め、それを基準にトレースしていくという「パースの作成」が一般的だと思います。
(そもそもこれは「パースの作成」とは言わずに「写真トレースの技術」と考えるのが自分は腑に落ちる気がします)
一方、建築パースの分野では、今でこそコンピューターによる作図が全盛だと思いますが、10年、20年くらい前まではしっかり手作業でパースを描き上げていたはずです。

この様に考えると「パース作成の技術」と言う点ではテクニカルイラストレーターよりも建築のパース屋のほうが慣れていると思います。


ちなみに私は透視図を説明する上でまず、簡単な形状を1点透視図法、2点透視図法、3点透視図法で描き起こすという、もっとも基本的な点を解説する必要があるのではないかと思っています。

 透視図をゼロから描きあげて行くと、投影面・消失点・高さ情報などの関係性が見えてきて、とても分かりやすいのではないかと思います。
【透視の考え方】
01_パース

【透視図の基本】
02_パース

私は透視図の理論を説明する上で上記のイラストで描いた、「平面図・立面図」の関係も取り入ると分かりやすい説明ができるのではないかと思っています。


実務経験もないのに偉そうなことを書いてしまい、すいません。
ただ、セミナーを通してこのようなことが自分の頭の中に浮かんだのでまとめて見ました。

マッタリとコーヒータイム!

JAVC セミナー後の懇親会後のホッと一息です!
image

無題

ここ数日、商談を通してとても貴重なお話を聞けている。それは具体的な作図に関するノウハウではありません。それはとても大きい意味で「私たちが、 私自身が、 どのようにして仕事を作り、 食べて行くか、」という事かもしれません。

世の中の流れがとにかく速い今の時代、今までの決まったやり方が正しいとは言えない時代になっています。
「この仕事は、こうだっ!」と何も考えずに決めてしまうと自分の首を絞めてしまい兼ねないかもしれません。

今の流れで世の中が動いていくと、最終的に一番大事なのは生身の人間が目の前で向き合って、話し合うことなんじゃないかと思います。インターネットでどんな最新情報を手にいてれも、体が動かなければあまり意味がないと思います。

偉そうな事を書いてしまいましたが、一週間の仕事上がりの、ただの酔っ払いです。
自分はテクニカルイラストも特許図面も中途半端なサラリーマンです。たいしたこともできません。
でも仲間と、同僚にとても恵まれています。ありがたいことに期待もされています。

自分の技術力は本当にありません。でもこうして楽しくやっていけているのも事実。今までの枠にはまらない自分なりの仕事のスタイルを作ることができたら立派なものだと思います。
とにかく「やったもの勝ち!」で行きたいです。

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