仕事に関連するような情報ではありませんが、日本ビジュアルコミュニケーション協会として、これは欠かせないだろうという情報なので、共有します。


ミラクル エッシャー展 上野の森美術館
2018 6.6(wed)-7.29(sun)


http://www.escher.jp/
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《椅子に座っている自画像》1920年




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だまし絵で知られる、エッシャー。誰もが、一度は見たことがある作品だと思います。

永遠にループする階段に、不思議な感覚を覚えることでしょう。私も子供のころ、「この絵の世界に入ったら、出られるのだろうか、、、」と不安になったことを覚えいます。

視覚的な錯覚を取り入れた作品ですね。


確かに、だまし絵ではありますが、私たちテクニカルイラストレーターにしてみれば、エッシャーの作品に、立体製図法を感じずにはいられません。

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透視投影法を取り入れた作品ですね。



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軸測投影法を取り入れた作品。


エッシャーについて、詳しく知りませんが、エッシャーは透視投影法、等測投影法について学んでいたはずです。テクニカルイラストレーションでは、これらの技法を使って描いています。


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《眼》1946年


エッシャーがこの時代に生きていたら、テクニカルイラストレーターにでもなっていたのでしょうか、もしくは3DCADを使って、バリバリモデリングをして、3Dプリンティングに夢中になっていたかもしれません。


ちなみに、6月16日(土) に行います、テクニカルイラストレーション入門講座(手書き篇)では、エッシャーの絵についてまで解説しませんが、エッシャーの作品に使われている、アイソメトリック図など、これら立体製図法についても、分かり易く解説いたします。まさにドンピシャな内容です。


「アイソメ? 何それ? 誰それ? それ俺ッ!!」

ではなく、正しい知識を身につけましょう。