三連休初日、台風がくるのか来ないのか大分ヤキモキさせられましたが、無事に「特許図面作成講座(実践篇)」を行うことができました。
予想以上に天候は良好で、夜には台風の影響で強くなると思われた風もほとんど気にならず、帰りは安心して皆さんを見送ることができて本当に良かったです。

さて、今回は、特許図面作成者の皆さんご自身で特許図面の内容を考え、
描いてみることがメインの講座でした。
東京での開催にも関わらず、兵庫や大阪など遠方の方にも足を運んでいただきました。
また、中には明細書作成をされている方、弁理士の方もいらっしゃったんですよね(おかげさまで、それはそれはもう、大緊張しました…)。

今回の作図課題は、二つ。
前回同様、機械系の発明(物の形状や構成に特徴がある発明)の図面ですが、具体的には、腕時計のばね棒と、自立するしゃもじの図面でした。
実際に受講生の方に描いていただいた図面の一部を、ご覧ください。

zumen

うおー、すごい!!
さすがプロ、と唸りたくなる出来ですね〜。
この図面は、特許図面作成暦ウン十年の、ベテラン中の大ベテランの方が今回のセミナー中、あっという間にサラサラサラ〜と作成された図面です。
課題中、符号の指定は一切していないのですが、経験を積まれると「大体この辺りに符号が入りそうだな」というのが感覚的に分かるのでしょう。
実にいいところに符号が入っています。

「こんなすごいの、自分には描けない!」と思われた方、ご安心ください、全然大丈夫ですよ。
ここまで描けるのは、やはり経験の力。
ですので、一歩一歩、ゆっくり確実に経験を積んでともに進んでいきましょう。

当日お渡しした作図例は、このような華麗な図面ではなかったと思いますが(斜視図の数が少なく、正投影図が多いと、華麗さはやはり控えめですかね…)、それでも十分合格点に到達しているものです。
要は、押さえるべきポイントをきっちり押さえているか否かが大切、ということです。
(そういう意味では、大多数の受講生の皆さんが作図例に近い図面をきちんと描いていらっしゃいました。お見事です。)

なお、最近発行された公開公報で、今回皆さんに描いてもらった時計のばね棒とちょっと似ているものがありました(特開2018-38470号)。
発明の課題も特徴も異なるので、図面の内容も当然異なっていますが、
今回皆さんが描いた図面やお渡しした作図例と、作図の発想自体が近いことが分かるのではないかと思います。
興味のある方は、J-PlatPatで検索してみてくださいね。

という訳で、当日、迷ったり悩んだりしつつ沢山図面を描いていただいた受講生の皆さん、本当にどうもありがとうございました。
出題した側のわたしが「!?」と言葉に詰まるような、ご質問やご指摘、発見の数々(「この発明、ここはどうなんですかね」「…ファッ!?」みたいなのが結構あったな(笑))を聞いて、わたし自身も非常に勉強になりました。
こうして皆さんと切磋琢磨して、いつか揃って「ベテラン中の大ベテラン」の称号を得られる日が来るのを夢見て、がんばっていきたいですね!!

ではまた!