2019年10月5日に特許図面ワークショップを開催しました。

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【特許図面ワークショップ(東京開催)】
■日時:2019年10月5日(土)13:00〜17:00
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
■詳細 :http://www.javc.gr.jp/katsudou/191005.html



前半は特許図面の基本を学ぶ講義を行い、後半は、図面を描くワークショップを行いました。


前半の講義では、特許図面の役割と、特許図面の基本となる製図法の解説などがありました。また、聴講だけでなく、いくつかの練習問題にも取り組みました。


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こちらは、線の用途を学ぶ練習問題。実線、破線、二点鎖線などを用途に合わせて使い分ける練習です。


特許図面は幾通りもの表現方法が考えられますので、「このような表現もできるのでは」と、参加者から積極的に意見が出ていたのが印象的でした。


後半は、ゆで卵の皮むきがし易くなるキッチン雑貨の「生卵穴あけ器」を用いてのワークショップを行いました。

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真ん中の円筒形の物を押すと、中央の穴から針が出てきます。卵をゆでる前に、卵に小さな穴をあけるだけで、ゆで卵のカラがキレイにむけるようになります。


まずは、この製品がどのような構造をしているのか、製品を分解せずに、構造を想像して絵にしてみる課題に取り組みました。

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「バネがどのように入っているのだろうか、元の位置に戻るのはどうしてだろうか」と、参加者どうしで話しながら作図に挑戦していました。

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次に、製品をばらして答え合わせです。

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完全に一致した図を描くのは難しいですが、ほとんどの方が基本的な構造をとらえているようでした。


「生卵穴あけ器」の機能を知り、構造を理解したので、最終課題として、この製品を、言葉の異なる外国の方や、この製品について全く分からない方にも伝わるような図を描くという課題を行いました。

これはまさに特許図面の強みの一つである、言葉だけでは伝えにくい物を絵で表現する(補う)ということを学ぶものでした。


参加者の作成例
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こちらは、テクニカルイラストレーションの取説にも通ずるものがあります。


この講座では、CADやIllustratorを使ってきれいに描くということが目的ではなく、フリーハンドでいいので構造を考え、そして人に伝えるという、特許図面の本質的なことが学べる講座でした。また、図面作成をしている人はもとより、図面の指示を出す弁理士の方にも学んで頂ける点が多い内容でした。