全国工業高等学校長協会では、工業高校の先生を対象に毎年夏期講習を実施している。ジャビックでは、来年度、こちらの夏期講習会への参加を検討している。

そんな中、今年開催された夏期講習会の参加者アンケートが公開されており、興味があったので内容を調べてみた。令和元年度アンケート集計結果を掲載しました。


令和元年度 応募状況一覧(最終締め切り後)
ご興味のある方は、見てみてください。開催された講習内容や、募集人数、実際に申し込みされた人数などが分かります。


セミナーは、北海道から沖縄県まで、全国を対象としていて、全部で109の講習がある。ただし、最終開催結果を見てみると、参加希望者が一人もない講習や、催行人員に達せず、開催されていないものも複数見受けられた。

中止になった講習の傾向としては、内容に関心が無いというよりかは、地方開催により、そもそも人が集まりにくかったのではないかと思われる。

さて、どのような講習が関心が高いのかであるが、上記の表をざっと見た限りでは、「ドローンプログラミング体験講座」が定員上限が高いうえに、満席になるなど、非常に関心が高いのがわかる。

また、定員上限は先のものほど高くはないが、参加者が多く満席となっているものに「ラズベリーパイ活用教室」がある。


また、各回のセミナーの参加者はさほど多くなくても、圧倒的に開催数が多く目立つものに「SOLIDWORKS」の講習がある。

アンケート結果を詳しく分析しているわけではないが、やはり旬な技術が人気に思われる。


絶対的な人数では多くなくとも検討している講座もある。武藤工業さんの「授業に役立つ機械製図「3DCAD・3Dプリンタ」、「企業で学ぶドラフター製図」などは、定員の上限を超えても開催している。

「企業で学ぶドラフター製図」は、クボタグループで新入社員にドラフターを用いて基礎教育を行っている内容を体験させるなど、面白い試みを行っている。



とまぁ、このような講習の中に、「テクニカルイラストレーション技能検定」の講習をぶち込んで、ど〜なるのでしょう。最小催行人員に達しない可能性があることも十分に感じます。

ただ、このリストに「テクニカルイラストレーション技能検定」の文字を入れるだけでも、テクニカルイラストレーションの認知に役立つであろうというのが、狙いの一つでもあります。

若干、内輪の話題でした。