3級の問題の解説をしてきましたが、今回はテクニカルイラストレーション技能検定1級の模擬問題を描いてみましたという内容です。以前、ブログで同じ内容を書きましたが、その時に紹介したものとは別の課題図です。


前回の記事はコチラ
【テクニカルイラスト技能検定1級をIllustratorで描いてみた。】



今回の課題図も描く前に、自分の答え合わせ用としてモデリングしてみました。(一部描いていない部品もあります)

課題図(半断面).5



続いて、Illustratorで描いたものです。一部描いていないところや、答えとは完全一致していないところもあります。

04_課題図4


ちなみにこの図の制限時間は4時間半ですが、倍の時間はかかってしまいました。ただ、3、4年前の自分は、まったく1級課題図が描けなかったので、それに比べればいくらか進んだかなと思います。



さて、前会長が1級課題図を描くときのコツのひとつとして、よく言っていることをちょっと紹介します。



1級の問題は、とにかく少ない図に情報がぎっちり詰まっていて、分かりにくいんです。まず、理解するのが、大変なんですよ。


IMG_4586



そこで、「作図する前に、断面を色鉛筆で色分けすると良い!」とのアドバイスです。ちょっとやってみました。


@IMG_4585
ちょっと色の数が足りなかったかなぁ、、、




確かに塗分けしながら図面の理解もできるし、塗ったあとも部品の区別がしやすくなります。また、1級は切断する位置や、切断する部品についても指示があるので、これらも色分けすると分かりやすくなります。




色鉛筆は、描いても消せる専用の消しゴムがあるので、心配せずぬりぬりできます。また、最近では書いても消せる「蛍光ペンやボールペンのフリクションボール」があるので、これらも活用できそうです。



@IMG_4588



ちょっとしたことですけど、技能検定試験に関わらず、日々の仕事に活用できる場面もあるかもしれません。