このブログで、昨年度実施された、テクニカルイラストレーション技能検定3級の問題の解説をしました。また、技能検定1級の模擬問題も何度か紹介してきました。

しかし、2級の問題については、まったく触れていなかったので、今回は2級にスポットを当ててみたいと思います。


まずは、令和元年度に行われたテクニカルイラストレーション技能検定2級の問題です。

01_2級


技能検定試験問題公開サイト | 中央職業能力開発協会のウェブサイトから、過去問を見ることができます。ただし、ダウンロードはできませんので、「プリントスクリーン」するなどすれば、十分練習できます。
(テクニカルイラストレーションは『平成30年度後期技能検定試験問題』の中にあります。)



試しに、Adobe Illustratorで描いてみました。あくまで個人的に描いたものです。模範解答は上記のリンクから見れますので、そちらを参考にしてください。

00_2級



3級は立体外観図を作成するのに対して、2級は基本的に、組立図及び分解図から立体分解図を作る問題になっています。


また、2級からボルトナットや歯車などの機械要素も出題されます。
02_2級




また、昨年度に実施された問題には、角度のついた図の出題もありました。
03_2級




上記の非等測軸の問題や機械要素は、それぞれ作図の練習は必要ですが、それらを除けば、大部分は3級の内容が描ければ大体は作図できます。



一見すると3級より難しそうに感じますが、3級の立体外観図とは違い、立体分解図の方が、小さな部品をひとつづつ描いて行けばよいので、意外と楽に感じるかもしれません。


3級はすでに合格して、しばらく経つという方だったり、さらにステップアップしたいという方は、是非、受験を検討してみてください。


後日、今回の問題をいくつかピックアップして描き方を紹介しようかと思っています。